高校生有志が一人一役活動「プロジェクトI」を展開
高校総体2002・バスケット競技をインターネット動画配信 2002年茨城高校総体(インターハイ)で、男女バスケットボール競技の会場となる日立市内の高校生が、期間中のバスケットボールの試合をインターネット上で全国に動画配信することになりました。インターネットによる動画配信は、インターハイ史上初の試みとなります。
この動画配信は、「プロジェクトI(アイ)」と名付けられ、県立日立一高3年生の野地伯宏君らの発案で、準備が進められてきました。
インターハイの放映権は、予選から決勝までNHKが取得しているため、この春、井手県議らを通じて、高体連にインターネット配信の許可を申請しました。6月に正式に許可が得られたために、一人一役運動の一環として具体的な準備が開始されました。
機材の調達や技術的なアドバイスは、地元の市民団体「日立IT市民の会」や茨城大学工学部、茨城高専などが積極的に関わりました。また、日立市からも録画用DVテープなどの協賛を得ました。
さらに、一番の課題であったサーバー(プロバイダー)は、地元の代表的なISPであるサンシャイン・インターネット(株式会社KCS)が、すべて無償で提供して実現しました。
プロジェクトIに参加するのは日立一、日立商、多賀、明秀日立、茨城工専の生徒約50人で、全120試合の内62試合をビデオ・オン・デマンド(VOD)方式で配信します。リアルタイムの配信は、高体連との協議の結果、今回は見送られることになりました。
配信の形式は、主サーバー(サンシャインネット)がウィンドウズメディアで、サブにリアルメディアを採用しています。主サーバーは、同時に200程度のアクセスが可能です。
(写真は、プロジェクトIの報告を樫村日立市長にする高校生の代表)
参
考
リ
ン
クプロジェクトI
(インターハイ・バスケットボール競技動画配信サイト)http://www.sunshine.ne.jp/project-i/ 日立IT市民の会
(技術・資材・資金面でのサポート)http://www.after5-hi.com/bb/ サンシャイン・インターネット
(株式会社KCS:サーバーを無償提供)http://www.sunshine.ne.jp/ 2002年茨城総体公式ホームページ http://www.edu.pref.ibaraki.jp/board/soutai/so-index.htm