アクションスポーツパークを日立に<設立要望に6093名の署名>
2002年12月より日立・十王の青年有志で行われていたアクションスポーツパークの設立署名がまとまり、2月10日午後、樫村日立市長に直接提出されました。
「日立市にアクションスポーツパークを作る会」の代表:真木規至さん、平尾友也さんらは、全国から集まった建設賛同の署名を携え、樫村市長に面会しました。
今回の署名には、日立市内をはじめ全国各地から署名が寄せられました。遠く海外(ブラジル)からも賛同の声がインターネットで寄せられました。その総数は、6093人にも及び、関心の高さを示す結果となりました。 作る会の代表は、「全国から多くの友の賛同の署名が集まりました。日立にパークができれば、こうした若者が日立に集まると思います。どうか日立に元気を取り戻すためにも、パーク建設を実現してください」と訴えました。
これに対して、樫村市長は「署名の重みを痛感しています。市の財政も大変厳しい時期でが、素晴らしい提案だと思います。多くの市民の声も聞きながら、前向きに検討していきます」と答えました。
全国から集まった6093名の若者の熱い心が、日立の新しいまちづくりに一石を投じました。
アクション・スポーツ・パーク整備の要望書 近年、日立市及び県北地域ではスケートボードやBMX、インラインスケートなどの愛好者が続々と増えてきています。こうしたスポーツは「アクションスポーツ」と呼ばれ、発祥の地のアメリカではほぼ全ての州に愛好者の為に自由に利用できる公園が整備され、子供から大人まで様々な年齢の愛好者たちの「交流の場」となっております。
一方、日本では、富山県、秋田県、神奈川県、岐阜県、山形県、京都府、宮崎県、鹿児島県など一部の場所で公共施設としてのアクションスポーツパークが設置されつつありますが、その規模や数において、急増するアクションスポーツ愛好者に対応できている状況ではありません。
日立市や県北地域にも沢山の愛好者がいるのですが、練習する場所が無く、しかたなく道路や公共の広場で練習する光景も多々見かけられます。どこで練習しようとしても「歩行者にとって危険である」、「音や声がうるさい」、「公共施設を壊す」などとの指摘を受け、伸び伸びと練習することができないのが現状です。こうした状況を抜本的に改善するためには、公共のアクションスポーツパークの整備が不可欠です。
また、公共のアクションスポーツパークは、人口の減少が続いている日立市にとって、若者が周辺地域から集まり、地域の活性化策の一つともなる施設であると確信します。
公共のアクションスポーツパーク整備に関して、私たちは署名を添えて、以下の要望をいたします。貴職にありましては、要望の主旨をご理解いただき、適切な対応をいただきますようお願いいたします。
要 望 事 項
- 子供から大人まで自由にのびのびとスケートボード、BMX、インラインスケートなどのアクションスポーツを練習できる場所を、日立市内に整備してください。
- 整備に当たっては、夜間でも練習できる環境を整備してください。
- 設備などは様々な種類・形状がありますので、愛好者の意見を取り入れてください。
日立市にアクションスポーツパークを作る会
真木 規至
平尾 友也
平成14年2月10日
日立市長 樫村 千秋 殿