日立電鉄線の存続を求める署名活動が、大沼駅頭で行われました。この署名を行ったのは、地元大沼学区のコミュニティ推進会(会長:大江 日出雄さん)の役員・有志です。
この日の中心者は、「日立電鉄の厳しい経営状態は理解するものの、利用者や沿線住民への説明が全くない。大みかから常陸太田への代替えバスのことは、新聞に載っていたが、この地域はどうなるのか?日立電鉄は、もっと沿線住民の立場を考慮してほしい」と語っていました。
井手よしひろ県議も、午前7:30頃から1時間署名集めに協力。通勤や通学で忙しい利用者も、積極的に署名に協力して頂きました。
また、NHKをはじめマスコミ関係者の取材も相次ぎ、関心の高さを示しました。
マスコミ各社が署名運動を報道
日立市民が署名運動 日立電鉄の存続求め
続々と署名に応じる日立電鉄の利用者2005年3月の廃線が発表された日立電鉄(鮎川―常北太田駅、18.1キロ)の存続を求める日立市民の署名活動が1月30日に始まった。同市南部の大沼学区コミュニティー推進会(大江日出雄会長)が呼びかけたもので、7000人を目標に署名を集め、来月上旬、電鉄、県、日立市に提出する予定。
要望しているのは三点で、電鉄、県、日立市の存続に向けた真剣な取り組み、市民に対する電鉄の説明責任の徹底、廃線する場合の代替交通機関の確保――を挙げている。
この日は、朝のラッシュ時に、中井保行副会長(59)ら会員約10人が、同電鉄大沼駅前で署名を呼びかけた。中井副会長は「この地区は、バスもほとんどなく、電鉄の廃線は、通勤、通学、買い物などにとって死活問題」と危機感を募らせる。利用者も、会員たちに「頑張って」と声をかけながら、次々と署名に応じていた。
また、同市の樫村千秋市長は30日の定例記者会見で、「市も、廃線には納得していない。早急に、存続に向け、もう一度、県、電鉄と協議したい」と述べた。(2004/1/31読売新聞・地方版)