カシマスタジアム新築?改築?

 Copyright Yoshihiro IDE (e-mail:y_ide@jsdi.or.jp) 最終更新日:1996/NOV/8

FIFAで合意・日本で決勝戦、試合数は32

 1996年11月6日 スイスのチューリヒで行われたFIFAの日韓共催委員会で2002年ワールドカップの決勝戦が日本で開催されることが決定した。

 この日決定した事項は以下の通り、


 国内15自治体での開催は不可能!?

 日本での開催試合が32試合と決まったことで、国内の試合会場数は6カ所から最大でも10カ所となる見込みとなった。

 現在、名乗りを上げている15自治体は、すでに日本招致委員会に2億円以上の資金を提供している。

 ワールドカップの開催を前提に、会場の整備に着手している自治体がほとんどである。

 この日のFIFAの決定は、各自治体にとって大きな衝撃となった。


 鹿嶋市長がスタジアム新築に慎重発言

 2002ワールドカップの招致問題に関して、五十里武(いがり・たけし)鹿嶋市長は、朝日新聞の取材に答えた。その大要は、

 五十里市長は、当初「理想的にはもう一カ所新設して、カシマをサッカーのメッカとしたい」と非公式ながら新築を望んでといわれる。

 しかし、日韓共同開催が決定した後は一転して慎重論に傾いた。

 新築の条件となる現カシマサッカースタジアムを、鹿嶋市が買い取ることに対する財政的負担(約40億円程度と見られている)やその後の維持経費負担がその理由である。

 最終的に日本での試合数が32試合と決定したため、カシマスタジアムの新築、改修問題も結論が急がれている。


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