CT装置の入れ替え工事のため、2002年1月18日〜29日までフリール社からモービルCTをレンタルしました。
コンテナの中に、GE製Highspeed BX/iがそっくり収まってます。大きさはMRIのそれよりもかなりコンパクトですが、操作的には、据え置き式と同様に問題なく使用できました。
困ったことは、ベッド搬送ができないため動けない患者さんは皆ストレッチャーに移し替えなくてはならないことと、そこからCTのテーブルに移動すること(これが一番大変!)。あとはフィルムを現像するときに、遠く離れた現像室までいちいち運ぶ手間。1月の下旬という時期が時期なだけに、患者さんも職員も寒い思いをしました(特に夜間)。
もともと検診用に製作された装置ですから、こんなわがままを言ってもしょうがないのですがね。
ちなみに、使用期間中トラブルは一度もありませんでした。
装置外観をトレーラー左後方から観察。肺検診など、元気な患者さんばかりの時は左側のドアより、階段を使って中に入ります。
こちらは右側面前方から見た状態。左側にちょっとだけ見えるのが昇降台と屋根。
GEメディカルシステムのロゴ(アップ)。
移動時は右側部分がトレーラ本体と接続されます。
操作室から検査室内を覗いたアングル。奥行きはだいぶ狭くて、ストレッチャーがギリギリ入るくらい。
モニタ正面。机の上にはモノがびっしり。左の赤い手鏡は、この下にある画像の表示板を見るのに必要。
コンソールから左上を見上げると、なんとこんな場所にレーザープリンタが。
コダック製のウェット型プリンタで、コンパクトでそれなりに高性能なので、小規模病院で結構普及しているモデル。
検査室から操作モニタを見ると、こんな感じ。
ガントリ奥から車体後方を撮影。大人がギリギリ通れるくらいのスペース。
これは、ガントリ開口部から操作室を見たアングル。
昇降機を操作するスイッチ。アップダウンだけの操作ですが、なかなか楽しい。
大人が5人以上乗っても楽々持ち上げる(本当は3人まで)。