視床下核のMRI
とある方面から依
頼がありまして、参考として送られたMR画像に記載された条件をもとに撮影した、視床下部を含むコロナル断面の、FSE(STIR)によるプロトン密度強
調画像です。青矢印に示した部分が視床下核ですが、お分かりになるでしょうか?
撮影条件は余白に書いてありますが、GE以外のユーザーのために、一応書いておきますね。
TR:4000ms, TE:25.8ms(effective), BW:14.7kHz, TI:120ms,
slice/gap: 3.0mm/0.0mm, FOV: 20cm, matrix: 256*256
NEX: 4, imaging option: VB, SQ, TRF, zip512
パーキンソン病などの不随意運動疾患に対して、最近行われるようになった、深部脳刺激療法(Deep Brain Stimulation:
DBS)を施行する時に、視床下核そのものの位置情報を得るために、この撮影が有用だそうです。
「パーキンソン病、脳に電極」(Yomiuri On-line)
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/saisin/sa411301.htm
もっと詳しい情報が必要な方は、検索エンジンで
「パーキンソン 視床下核 電極」のようなワードを入れれば、実際にこの治療法を実施している施設や、論文などのページがいろいろヒットしますので、そ
ちらをご参照下さい。