2006年9月6日、秋篠宮妃紀子さまが男児を出産されました。紀子さまは、白血病治療に有効なさい帯血を採取され、公的さい帯血バンクに提供されました。さい帯血を提供された事例は、皇室関係者では初めてです。日本中が天皇家の男子出産をお祝いする中で、臍帯血移植の普及に大きなインパクトになると思います。
これを受けて、日本さい帯血バンク支援ボランティアの会の有田美智世代表は次のようなコメントを公明新聞に寄せました。
患者救命のはずみに
支援ボランティアの会 有田美智代代表のコメント9月6日、秋篠宮家新宮様のさい帯血が公的さい帯血バンクにご提供されました。
公明党のご尽力により実現した、さい帯血移植医療への保険適用から8年、設立7年目に入った公的さい帯血バンクは、目標を高めながら、現在、3000人以上のさい帯血移植に貢献してまいりました。
さい帯血を提供してくださった多くの皆さまの善意と、さい帯血採取協力産科施設スタッフの献身的な協力により、設立4年目に達成された目標2万検体のさい帯血保存は、常に目標数を保持し続けております。
一方で、さい帯血提供、さい帯血移植、その他さい帯血による現在と未来の医療貢献は、数々のメリットが言われているにもかかわらず、世の中には、まだまだ知られていないのが実情です。
このたびの新宮様のさい帯血ご提供により、さい帯血提供、さい帯血移植が世の中に受け入れられ、多くの患者救命のはずみとなるよう願っています。