平成10年6月16月、茨城県衛生部保健予防課は、竜ヶ崎塵芥処理施設周辺住民の血中から高濃度のダイオキシンが検出されたことをうけて、摂南大学の宮田教授の分析結果を検証し、住民の健康調査を実施することを発表した。 調査方法等は、今後検討委員会を設置し具体的に検討することになっている。 井手県議をはじめとする県議会公明の要望が全面的に受け入れられた結果となった。
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平成10年6月16日
茨城県衛生部保健予防課
血中ダイオキシン高濃度検出に伴う
1.実施理由
健康調査などの実施について(案)
6月4日に開催された日本環境科学会の第7回環境科学討論会において、新利根町にあるゴミ焼却場周辺住民の血液検査で高濃度のダイオキシンが検出された、との報告がされた。このため、これらの結果について検証するとともに、健康診断を実施する事によりその実態を把握し、周辺住民の健康に対する不安の解消を早急に図る必要がある。
2.実施主体
広域的かつ専門的な調査を必要とすることから、県が関係する市町村並びに周辺住民の協力を得て行うこととする。
3.調査内容
(1)血液中のダイオキシン類の濃度検査
(2)健康診断
(3)居住歴、職業歴、喫煙歴及び食習慣などの聞き取りによる調査
(4)その他必要な調査4.調査体制
調査が精度管理の徹底のもと、公平性、透明性を確保しながら実施できるよう、専門家、地域住民及び関係機関などによる検討委員会を設置する。
5.その他
対象地域、実施規模及び調査手法などについては、検討委員会や専門委員会などの意見を得て決定する。