茨城県議会議員 井手よしひろ
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 茨城県は、平成12年12月に「茨城県市町村合併推進要綱」を策定し、市町村が合併を進める際の参考や目安となる2つの合併パターン(将来目指すべき合併パターン・段階的に気運醸成を図るべき合併パターン)を公表しました。

将来目指すべき合併パターン

2大中核拠点都市を中心とした都市のネットワークの形成
 このパターンは、将来の茨城県を展望した県内市町村のあるべき姿を示したもので、県内に、水戸とつくば・土浦を中心とする人口50万人程度の2大中核拠点都市を育成し、周辺市町村とのネットワークを形成していこうとするもの。
 茨城県全体で、17程度の市町村数を想定しています。

段階的に気運醸成を図るべき合併パターン

県全体としてのバランスと地域特性への配慮
 このパターンは将来目指すべき合併パターンに至る過程としてのパターンです。平成17年4月までに、全体で30程度の市町村数に合併することを想定しています。
 茨城県は全国と比べて、1市町村あたりの面積は、小さな市町村が多く、人口規模では、市が小さく、町村は大きいなど、都市の拠点性が比較的高くないという現状があります。
 このような状況を踏まえ、県全体のバランスに配慮した上で、現在の市町村間のつながりやそれぞれの市町村の特性を重視して、市町村の合併パターンを考え、地域の拠点となる都市を育成するとともに、その周辺市町村の機能を充実させることにより、地域全体の発展を図ろうとするものです。


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