2003年 8月17日(日) 人事院勧告:年収で16万3000円減 |
人事院勧告:年収で16万3000円減
人事院は8月8日、2003年度の国家公務員の給与について、平均4054円(1.07%)引き下げるよう内閣と国会に勧告しました。民間企業の給与抑制を受けて、公務員給与が民間を上回る「格差」を是正するために、二年連続の「マイナス勧告」となりました。ボーナスも0.25か月分引き下げ、年4.4か月とします。平均年収では、16万3000円の減額となり、過去最大幅の2.6%減となります。
- 官民給与の逆格差を是正するため、二年連続で月給を引き下げる。行政職は平均4054円(1.07%)引き下げる
- ボーナスを年0.25か月分引き下げ、年4.4か月とする。
- 配偶者の扶養手当を月500円引き下げ、1万3500円とする。
- 通勤手当は一か月定期券から割安な六か月定期券分の一括支給に変更する。
- 今回の改定で、平均年収は過去最大の16万3000円(2.6%)減で、5年連続の引き下げ。
●官民格差是正は当然の流れ
国家公務員の給与は民間に準拠することを原則としています。人事院の調査では、長引く不況の影響で、ベースアップの中止や定期昇給の停止、賃金カットなどを行う企業が多く、公務員給与が民間を上回る逆格差(1.07%)が生じています。月額給与のうち、基本給で、平均3459円。残りは、扶養手当の配偶者分を月500円減の1万3500円に改定するほか、住居手当も住宅の新築・購入から6年目以降(月額1000円)は廃止することにしました。
また、物価が高い都市部に勤務する職員を対象にした調整手当に関連し、地方に異動しても前任地の高い調整手当を支給する異動保障については、支給期間を現行の3年間から2年間に短縮し、さらに、2年目の支給割合は8割に引き下げます。
この制度を悪用し、東京など都市部に一か月未満の「腰掛け異動」を行い、地方で調整手当を受給するケースが相次いで発覚したことを受け(いわゆるワンタッチ受給)、新たに「6か月超の在勤」を異動保障の受給要件とする再発防止措置を講じました。
この人事院勧告が完全実施された場合、国、地方を合わせた公務員の人件費は、計約6690億円が節約される見通しです。財務省の試算によると、政府の今年度一般・特別両会計予算の人件費は計約2310億円削減されます。
また、総務省試算では、地方公務員について人事院勧告に準じて給与改定が行われた場合、地方財政計画に対する都道府県と市町村の人件費は約4380億円の減少になる見込みです。
●公明党の主張実り、定期代・異動保障など改善
この勧告は、公務員には厳しい内容ですが、民間の給与水準と比べれば引き下げ勧告は当然です。
通勤手当は一か月定期券から割安な六か月定期券分の一括支給に変更することなど、遅きに失した感があります。
物価水準の高い都市部で勤務する公務員に月給の3〜12%を上乗せしている調整手当があります。この手当を地方転勤後も三年間支給する「異動保障」について、支給期間を2年間に短縮しました。1年目は全額支払うが、2年目は80%に減額する。6カ月未満の勤務は異動保障の適用外としました。制度の仕組みを悪用した運用が複数の省庁で行われていました。短期間だけ都市部に異動させて調整手当を受ける資格を得させたあと、地方に転勤させるケースが2002年度だけでも、107件もあった。例えば海上保安庁は43人を横浜などに一週間だけ異動させて、月給の10%の手当を上乗せしていました。これは、組織ぐるみの「闇手当」にほかなりません。完全廃止に向けて検討を急ぐべきです。
●行財政改革に背を向ける日本共産党
それにしても、時代錯誤の政党があります。日本共産党は機関紙赤旗で「賃下げは公務員の生活をさらに悪化させ、国民の暮らしと日本経済にもはかりしれない悪影響を与えるものであり、到底容認できません。雇用者所得7兆円減 人勧による賃下げは、七百五十万人に及ぶ公務関連労働者だけでなく、農協、病院、私立学校など広範な労働者に波及し、さらに日本の労働者全体の賃下げにもつながります」(2003/8/9主張)と、論じています。自らを支持する労働組合を養護し、国民感情を踏みにじる暴論としか言いようがありません。
参考:人事院勧告のHP
支援組織との連絡協議会を開催
衆議院選挙拡大対策会議を開催(走行距離85km)
|
|
2003年 8月10日(日) 美浦村・桜川村議員選挙で過去最高得票 |
美浦村・桜川村議員選挙投票日
美浦村と桜川村の議員選挙の投票が行われました。公明党候補は、いずれも過去最高得票を記録し、全員が当選しました。特に、美浦村では新人の女性候補・林しょうこさんが、1000票の大台を突破しトップ当選を果たしました。ご支援頂きました皆さまに深く感謝申し上げます。
美浦村 | 当選 | 公明党公認 | 3位 | 塚本 高一 | 現職 | 900票 |
当選 | 公明党公認 | 最高点 | 林 しょう子 | 新人 | 1016票 |
桜川村 | 当選 | 公明党公認 | 3位 | 国井 利昭 | 現職 | 359票 |
活動記録:桜川村議選祝勝会→美浦村村議選当選挨拶(走行距離231km)
|
|
2003年 8月 8日(金) 県の行財政改革のためにムダ遣い・官民格差の是正を 日立港で成層圏飛行船の飛行実験 |
県の行財政改革のためにムダ遣い・官民格差の是正を
県の行財政改革の推進のためには、予算のムダ遣いや官民格差の是正を進めなくてはなりません。井手よしひろ県議は、1.首長の退職金の見直し、2.1ヶ月単位の定期券購入を6ヶ月単位に、3.退職時の特別昇給制度の見直し、などの3点を緊急提案しました。(詳細はこちらをご覧ください)
例えば、1ヶ月単位で支給されているJR等の定期代を6ヶ月単位に切り替えることで、年間3400万円の経費が削減できます。
日立港で成層圏飛行船の飛行実験
|
大型の飛行船を成層圏に浮かべ、通信や地球観測の拠点にしようという「成層圏プラットフォーム」実現に向けた飛行試験が2003年8月4日未明、日立港の第5埠頭で行われました。この飛行船(全長47m、直径12m、重さ500kg)は、航空宇宙技術研究所が開発したもので、製造費6億円。大気密度の薄い成層圏でも浮かんでいられるよう、超軽量の強化繊維ベクトランで作られ、一般の飛行船に比べ20倍近い浮力があります。
飛行船は午前3時21分、ストロボライトを点滅させながら星空に吸い込まれるように上昇。船内のヘリウムガスの浮力を使い、約70分かけて高度16400mに達しました。温室効果ガスの濃度を測るため大気の採取を行った後、船体を裂いてヘリウムガスを放出し5時15分、日立港の東の沖40kmの海上に無事着水しました。
飛行船がこの高度の成層圏に到達したのは、世界初です。
参考:航空宇宙技術研究所のHP
参考:実験用飛行船1万6400メートルまで上昇、世界記録を達成(詳細版)
|
|
|
2003年 8月 7日(木) 県議会文教治安委員会県警航空隊などを調査 |
文教治安委員会が県内調査
鹿行生涯学習センター・県女性プラザを視察。
和田洋子館長より利用状況などの説明を聴取しました。
|
|
井手県議ら県警航空隊を視察
文教治安委員会は、航空自衛隊百里基地内の県警航空隊の現地調査を行いました。
現在、県警には「ひばり」「紫峰(しほう)」の2機のヘリコプターが配備されており、広域化、高速化する犯罪捜査に重要な役割を担っています。
平成15年1月から6月までの半年間で、235回出動(316時間20分)し、7件の事件を具体的に解決しています。
航空隊からは今後の課題として、以下二点の要望がありました。
●百里基地民間共用化に伴って航空隊基地の移転が不可欠になっており、民間ターミナルの隣接地への移転整備が必要。
●ヘリコプターテレビシステムが、2機中1機にしか搭載されていないため、早期の導入が必要。
|
上写真:井手県議、紫峰(しほう)の前で。右写真:ヘリコプターテレビシステム。導入経費が1億円以上するが、ヘリコプターからの情報をリアルタイムに提供できるテレビシステムの効果は計り知れない。
| |
|
|
2003年 8月 6日(水) 真壁町町議員選挙告示 北朝鮮座礁船問題とNGOレインボーブリッヂ |
真壁町町議員選挙告示
メールマガジンNo59:北朝鮮座礁船問題とNGOレインボーブリッヂを発行
拉致被害者の子供たちの手紙や写真を持ち帰ったことでにわかにクローズアップされた非政府組織(NGO)「レインボーブリッヂ」。日立港で座礁したチ
ルソン号との関わりについてレポートしました。(詳細はこちら)
桜川町議選応援演説→境町町議選田山候補陣中見舞い→猿島社会福祉法人訪問(走行距離315km)
|
|
2003年 8月 5日(火) 桜川町・美浦村議員選挙告示 リレーフォーラム「電子自治体と未来のくらし」 |
美浦村・桜川村議員選挙告示
美浦村 | 公明党公認 | 塚本 高一 | 現職 |
公明党公認 | 林 しょう子 | 新人 |
桜川村 | 公明党公認 | 国井 利昭 | 現職 |
全国リレーフォーラム「電子自治体と未来のくらし」に出席
桜川町議選応援演説→美浦村村議選陣中見舞い→全国リレーフォーラム「電子自治体と未来のくらし」→創価中サッカー部関東大会激励→藤代町政治学習会で講演(走行距離311km)
|
|
2003年 8月 4日(月) オストメイトの社会復帰を支援 |
オストメイト用トイレの設置促進
オストメイトとは、大腸がん、ぼうこうがんなどの治療のため人工肛門、人口ぼうこうなどのように、手術で人工的に腹部に「排泄口」(ラテン語でストーマ)をつくった人のこと。日本には約20万人以上のオストメイトがいるといわれています。
こうした方は、手術前とほとんど変らない生活ができますが、外出先での排泄に悩んでいる人が多く、社会復帰が難しい要因の一つともなっています。
井手よしひろ県議は、2003年7月1日、社団法人日本オストミー協会茨城支部長・藤元広さんとお会いし、県内のオストメイトの状況をお伺いすると共に、県庁舎内へのオスメイト用トイレの設置を、山本保健福祉部長に直接面会し要望しました。
さらに、7月22日には、茨城支部北部地区センター長・秋元清司と懇談し、県北地域でのオスメイト用トイレの普及についてご意見を伺いました。
オストミー協会の皆さま声が実り、8月中に県庁内の障害者用トイレが、オストメイトの方もご利用できる構造に改装されることが決まりました。
また、7月26日にオープンした十王町の物産センター「鵜喜鵜喜(うきうき)」には、多目的トイレが設置されました。
(写真は、十王町の物産センター「鵜喜鵜喜(うきうき)」の多目的トイレ)
参考:日本オストミー協会のHP
|
|
2003年 8月 3日(日) 大沼川の浸水対策が一歩前進 |
大沼川の調整池工事が完成
1999年10月27日夜、日立地方を襲った集中的な豪雨は、時間雨量で88ミリを記録し、日立市内の中小河川の多くが、雨水の処理能力を超え氾濫しました。
特に、市内南部を流れる大沼川では、床上浸水22件、床下浸水250件の被害が発生しました。
井手よしひろ県議らは、地元住民の強い要望を受け、浸水対策を進めてきました。
この夏、大沼川の上流部(台原団地と山側道路の中)に工事が続いている調整池が完成しました。
事業費6,500百万円。高さ5.6メートルの放流塔を建設し、短時間で集中的に降った雨水を一時的に蓄え、下流の水位上昇を軽減しようとするものです。
また、海端団地内では堤防の嵩上げ工事も進み、放水路工事も具体的に進んでいます。
公明党日立支部党員研修会を開催
藤代町議会議員選挙投票日
| 現新別 | 順位 | 得票 | 前回得票 | 増減 |
当選 | 公明党公認 | 阿部 洋子 | 新人 | 1位 | 1639票 | 1133票 | +506票 |
当選 | 公明党公認 | 倉石 進 | 現職 | 4位 | 1305票 | 926票 | +379票 |
|
|
2003年 8月 2日(土) 「ダイオキシン 神話の終焉(おわり)」を読む |
ダイオキシンを正しく理解して対策を進めよう
「ダイオキシン 神話の終焉(おわり)」(日本評論社)という本が、話題になっています。私も一読して非常に驚かされました。「神話の終焉」の著者は、工学博士の渡辺正さんと農学博士の林俊郎さん。
それによると、ダイオキシンは「史上最悪の猛毒」「もっぱら塩ビの焼却から発生する」「強い発がん性がある」などは、実際とは全く違う。
90年代後半に、一部の研究者やNPOがデータをごまかしたり、曲解したりしてダイオキシン騒ぎをリードした。
その騒ぎの末に作られた「ダイオキシン法」は無益有害の悪法である。
ダイオキシン汚染は、70年代末まで使われた農薬内に高密度のダイオキシン類があり、今も環境中に残留しているためで、人体にはほとんど影響がない。
1999年当時、埼玉を発信地にした「産廃焼却場からのダイオキシンで新生児死亡率が上がった」「母乳中のダイオキシンがアトピー児を増やす」「家庭でのゴミ焼却は危険だ」などの警告は、ほぼ全部事実ではなかった。ということになります。
一読すると、頭を殴られてような気がする本ですが、2度3度と精読してみると、慢性毒(環境ホルモンとしての働き)としての記述が非常に少ないことに気づきます。さらに、ダイオキシン法についての評価もかなり一方的で強引なような気もします。
いずれにせよ、ダイオキシンを正しく理解する意味で一読の価値はあります。その上で、「ダイオキシン法」や焼却炉の新設や整備などの必要性を、もう一
度考えてみたいと思います。
「神話の終焉」を読み終えて、私の「茨城県のダイオキシン対策」を全面的に改訂作業中です。こちらのホームページも是非ご一読ください。
【茨城県のダイオキシン対策】
http://www.jsdi.or.jp/~y_ide/980610dai.htm
|
|
2003年 8月 1日(金) 茨城県港湾振興整備促進大会に参加 CNET−HパソコンWG打合せに出席 |
茨城県港湾振興整備促進大会に参加
平成15年度の茨城県港湾振興促進大会に参加しました。
県内の4つの重要港湾の利用者代表の意見発表が非常に参考になりました。
特に、ダイムラー・クライスラー日本(株)の日立新車整備センター長・荒垣信謙さんの意見は出色でした。
ダイムラー社は、メルセデス・ベンツ、クライスラー、スマートなどを中心に年間3万台以上の自動車をドイツ、スペイン、南アフリカなどから輸入し、日立港に陸揚げしています。
日立港では陸揚げした車両を一時プールし、最終的な整備を行い、関東以北に移送しています。
荒垣さんは、日立港がダイムラー社以外の車両陸揚げ港として発展するためには、次のよう整備要望事項があると述べました。
●港湾のセキュリティーの向上:2002年10月には4台の新車が盗難にあった。港全体をフェンスで囲み、24時間体制の有人ゲートがあることが望ましい。
●後背地の整備:陸揚げした車両を保管するモータープールの拡充が必要
●施設整備:車両の洗車やバッテリー充電を行える施設が港湾内にも必要
●内貿航路の充実:特に東京湾を経ない西向きの航路の充実が大切
●沖堤防整備:車両の運搬船は、構造上風や波みの影響を受けやすい。沖堤防整備で静穏な港環境が不可欠
CNET−HパソコンWG打合せに出席
コミュニティNETひたちのパソコンワーキンググループ打合せに参加し、コミュニティビジネスの定着への意見交換を行いました。
|
|