2003年12月 2日(火) 茨城県教育情報ネットワーク整備の青写真決まる |
茨城県教育情報ネットワーク整備の青写真決まる
井手よしひろ県議が文教治安常任委員会で質問
基本システムの設計は東京電力グループ
2005年4月供用開始予定。
茨城県では、高度情報化社会に対応した、より高度な学校教育現場での情報化を推進するために、いばらきブロードバンドネットワーク(IBBN)を活用した新たなネットワークシステム作りを進めています。
茨城県の県立学校は、2001年秋に、全国に先駆けて光ファイバーによるブロードバンドインターネットに接続した情報通信環境を整備しました。このネットワークをより発展させ、セキュリティーやフィルタリングの能力を高めたネットワーク整備が課題となっていました。こうした要請を受けて、「茨城教育情報ネットワーク」整備が計画され、11月中旬にシステム設計業者の、公募型プロポーザルによる選定が行われました。
このプロポーザルには、9グループが参加し、審査の結果、東京電力系の(株)パワーネッツと地元の茨城ソフトウェア開発(株)のグループが選ばれました。
選定理由は、教育現場の要望に添った柔軟なソフトウェアの開発や優れた拡張性などが評価された、と説明されています。何よりも、現状の県立学校の光ファイバーによるインターネット接続が、東京電力系のパワードコム社が手がけており、その投資を有効に活用できることが、採択への大きなアドバンテージとなったと思われます。
システムの基本は、光ファイバーを使ったイーサネット(Ethernet)です。各学校は10Mbpsのイーサネット、または、いくつかの学校が集められ100Mbpsのイーサネットで、IBBNのアクセスポイントまで接続されます。IBBNの2.4Gbpsの大容量回線で笠間アクセスポイントまでつながります。笠間アクセスポイントとネットワーク管理センター(NOC)のある県教育研修センター(友部町)とは、100Mbpsのイーサネット2回線で結ばれます。ネットワーク管理センターでは、不正アクセスの監視 、ウィルス対策、有害情報の排除や、様々なコンテンツの配信などを行います。また、学校からインターネットを閲覧するためには、別の100Mbpsのイーサネットで笠間アクセスポイントから、IBBNを経由し、インターネットに接続します。
2003年度基本システムの設計を行い、2004年度に具体的なシステム構築作業を行います。2005年4月の供用開始を目指します。
県議会文教治安常任委員会(走行距離81km)
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