平成8年9月22日、関東地方の海岸地域を襲った台風17号は、茨城県内に多大な被害をもたらした。 日立市内では、川尻町地内の十王川の堤防に陥没箇所が発見され、地元住民や消防関係者、土木関係者によって必死の決壊防止策が講じられた。 井手県議も現場に急行し、土嚢積みなどに協力するととも、住民が避難した豊浦公民館を視察した。 また、白銀町地内では、旧享楽館(現武道館)に、崖崩れの危険があり避難指令を受けた住民が避難した。 井手県議は、避難場所の状況確認などを行った。 9月25日には、県議会の公明・新進クラブとして、台風17号での被害状況を農林水産部や土木部で聴取するとともに、県知事への要望書を提出した。
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茨城県知事 橋 本 昌 殿
9月22日、茨城県を暴風圏に巻き込んだ台風17号は、本県に多大な被害をもたらした。
県消防防災課の9月24日現在の調べによると、北茨城市で1名が死亡、茨城町・小川町などで8名の負傷者がでた。建物の被害では、8棟が全半壊し、18棟が床上浸水、351棟が床下浸水の被害を受けた。また、農作物にも深刻な被害を与え、その被害総額は、33億円にも上ると試算されている。
茨城県議会公明・新進クラブにあっては、このような大きな災害に当たって、被害を被った方に万全な対策を講ずるとともに、県民の安全を守り、県勢の健全な発展のため以下のような要望をするものである。
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