平成8年8月7日、井手県議は、日立選出の県会議員、飯山日立市長とともに、県北生涯学習センターの誘致を求めて、橋本知事に陳情を行った。
地元選出の県会議員が揃って陳情活動を行ったのは、非常にまれなことであり、誘致への日立市民の熱意を強くアピールできた。
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陳 情 書
茨城県知事 橋本 昌 殿
県北地区生涯学習センターの建設について(陳情)
生涯学習社会に対応し、県北一円の県民と関係自治体が生涯学習をとおしてまちづくりに大きく寄与する、さまざまな生涯学習の機能を備えた、県北地区生涯学習センターを、県北の広域的中核都市である日立巾に建設されますよう、日立市選挙区選出の茨城県議会議員の連名をもって陳情いたします。
県北地区生涯学習センター建設誘致の背景
- 高齢化、国際化、高度情報化など社会情勢の変化とともに、人々の学習要求の多様化、高度化という新しい状況の出現を背景として、今、全国的に生涯学習への関心や意欲が高まり、臨時教育審議会の最終答申の動きと合わせて、国、県、市町村でも、住民の多様な生涯学習ニーズに対応すべく、生涯学習推進計画の策定や推進組織の発足など、生涯学習の醸成、整備が進められています。
- 日立市においては、昭和61年から2年間にわたり、市民を中心とする「ひたち生き生き21生涯学習市民会議」が、生涯学習推進計画「ひたち生き生き百年塾プラン」を策定しました。
日立市ではこの提言を受けて、官民一体型の「ひたち生き生き百年塾推進本部」を発足し、市民の視点、ニーズ、企画立案を活かし、北茨城、高萩、十王における生涯学習との積極的な交流を図りながら、全国の生涯学習をリードする「百年塾運動」を広域的に推進しています。
- 労働時間の短縮、学校週五日制など余暇型の社会に入りつつある現在、地域社会も大きく変化している中、「県北地区生涯学習センター」の整備は、生涯学習を推進するために必要不可欠の条件であります。
新たに、県北地域をカバーする生涯学習推進拠点施設を設置することにより、生涯学習の情報交流、学習機会の創出、相談体制の整備、指導者の養成などが促進され、県、市町村、大学・短大などの高等教育機関、専門学校や民間学習機関までも組み込んだ生涯学習のシステムづくりが大幅に進ちょくし、県北地域の生涯学習のネットワークが完成するものと期待されています。
以上のような状況を勘案され、県北地域の生涯学習の中核となる「県北地区生涯学習センター」を日立市に建設されますよう日立市選挙区選出の茨城県議会議員五名の連名で陳情いたします。
平成8年8月7日
茨城県議会議員 岡部 英男
茨城県議会議員 鈴木 正義
茨城県議会議員 今橋 孝行
茨城県議会議員 長谷川 修平
茨城県議会議員 井手 義弘
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