1 国の環境政策

(2)環境基本計画の策定

   1994年(平成6年)

 《基本的考え方》

 我が国の環境、そして地球の環境を健全な状態に保全して将来の世代に引き継ぐことは、
私達現在の世代の責務です。また、これは、人類共通の課題でもあります。この責務を果た
すためには、物質的豊かさの追求に重きを置くこれまでの考え方や大量生産・大量消費・大
量廃棄型の社会経済活動及び生活様式を問い直し、我が国として、自らの社会を環境への
負荷の少ない持続的発展が可能な社会に変えていかなければなりません。また、国際的な
協調を図り、地球環境保全のための取組を積極的に進めていかなければなりません。

 《長期的な目標の設定》

21世紀半ばまでを展望した上、21世紀初頭まで進めていく環境行政全体の道すじ。
  

○循環

   環境への負荷の少ない循環を基調とする経済社会システムの実現
  

○共生

   健全な生態系の維持・回復と自然と人間との共生の確保
  

○参加

  公平な役割分担の下で、すべての主体が自主的積極的に、環境保全に関する行動に
参加する社会の実現
  

○国際的取組

   国際的取組の推進


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