◇2月16日の山火事
2月16日、東北地方を前線を伴った低気圧が、東北東へ進みました。この低気圧の南側に入った日立市では、6時ころから西南西の風がやや強く吹き始めました。
寒冷前線が通過した12時過ぎから、風向が西北西に変わるとともに風速もさらに強まり、瞬間風速で15m/sを超える風が吹き始めました。そして、14時34分には、北西の風23.4m/sの瞬間最大風速を記録しています。また、寒冷前線の後ろから乾燥した空気が入ってくるとともに、西よりの風によるフェーン現象の影響で湿度が下がり始め、15時8分には最小湿度19%を記録しました。
このような乾燥した強い風のなかで、14時45分ごろ、城南町5丁目の山林から出火し、強い風にあおられて燃え広がりました。
16時過ぎから、風はしだいにおさまり始めるとともに、18時ころからは風向が北よりに変わり、湿度も高くなってきました。このため、山火事は山林約5haを焼いて、19時過ぎにはほぼ鎮火しました。【市役所における2月16日の10分間データ:テキストファイル11KB(下のグラフの元データ)】
●2001年2月16日の気象実況
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更新日 00/03/14
名前 日立市天気相談所