主要道路に設置されている高速走行抑止システムについて

井手委員

　重大交通事故の抑止のためには、無理なスピードの運転を抑制しなくてはならない。その意味で、県内の主要道路に「高速走行抑止システム」が設置されている。

　このシステムの概要についてご説明いただきたい。

県警交通部長

　高速走行抑止システムは、制限速度を超えての高速の運転を抑止し、悪質な運転者を検挙するシステムである。

1. この高速走行抑止システムの前方には、２ヶ所の「自動速度計測装置設置路線」との警告板を設置している。
2. 警告用の速度測定器の下を車両が通過すると、その車両の速度が計測される。
3. その速度が、制限速度を上回っている場合、警告用の電光掲示板が作動し、スピードの出しすぎを運転者に伝える。
4. それでも、速度を下げない悪質な運転者は、レーダーによる速度測定を行い、ＣＣＤカメラにより運転者と車両を撮影し、取締に当たる。
5. 現在、このシステムは茨城県内２ヶ所に設置されている。
6. 一基あたりに設置費は、概ね５,０００万円程度である。
7. 今後ともこのシステムの適正な運用に努めていく。

自動取締装置警告板	警告用速度計側装置	警告用電光板	速度測定用のレーダー 取締用のＣＣＤカメラ