運営を「日光江戸村」(大新東グループ)に民間委託し経営再建
ワープステーション江戸リニュアル
2002年4月23日、海老一染之助さんの大神楽に歓声が上がるワープステーション江戸
EOS D-30 で撮影。PhotoShopで解像度を変更し、色調を調整しました。
「ワープステーション江戸」を民間委託
入場者数の低迷で不振が続いている県や伊奈町の第3セクター「ワープステーション江戸」(株式会社メディアパークつくば:代表取締役 橋本昌県知事)の業務を、民間会社に全面的に委託することになりました。
業務を委託されるのは、国内に「日光江戸村」など、テーマパーク4施設を展開している大新東グループ(野口勇代表)。大新東側は契約初日の4月1日から、運営スタッフ2人とグループに600人在籍する演劇部員の中から5人を選び「ワープステーション江戸」常駐させました。新生「ワープステーション江戸」を演出するために力を注いでいます。再建の第一段階として、再雇用した38人の従業員全員に着物着用と笑顔でのあいさつを指示し、江戸の下町の雰囲気作りの意識を徹底させています。(開業当時の従業員数は102人、業務委託前が62人、全員をいったん解雇し38人を再雇用しました。)
「ワープステーション江戸」は、県が推進するメディアパークシティ構想の先導事業として2000年4月にオープン。初年度は入場者約37万人を集めたが、2001年度は約16万5000人と激減し、減価償却を含む累積赤字は約12億5000万円に上る見通しです。大新東への業務委託で、単年度の減価償却前の収支を均衡させることが目標です。なお、大新東への委託料は3億8000万円です。
参考:大新東株式会社のホームページ
参考:株式会社時代村(日光江戸村などを経営:大新東グループ傘下企業)のホームページ
参考:メディアパークシティ構想のホームページ(茨城県・伊奈町)フィルムコミッション活動を強化
テレビ、映画制作関係会社に積極的な撮影誘致活動(フィルムコミッション)を行います。更に映画クラブや同好会などに撮影施設機能を開放していきます。
4月23日には、NHKの時代劇の撮影を行っていました。駐車場を無料開放・地元野菜直売所の新設
来場者から批判が多かった一日500円の駐車料を4月22日から思い切って無料化しました。開放された駐車場に面してJA茨城みなみの直営農産物販売所「江戸前新鮮市場」を設置し、周辺住民も対象に連日開店。無料化に伴う年間約1700万円の駐車料収入については、農産物売り上げの一割を徴収して補うことにしました。「走る演劇バス」の連日運行
集客策の最大の目玉は、23日から運行を始める「走る演劇バス」。浅草〜本県間を連日2台で往復します。車内で演劇を楽しみながらアサヒビール工場(守谷市)->那珂湊おさかな市場(ひたちなか市)->ホテルニュー白亜紀(同:昼食)->ワープステーション江戸を一巡します。県内名所との連携で首都圏民の観光需要を掘り起こす。
参考:「走る演劇バス」のホームページイベントや食事施設の充実
ゴールデンウイーク期間中、「水戸黄門まつり」では「黄門様バラエティ・ショー」と題して、芝居や舞踊ショーを上演。また園内に潜む黄門様を探し出すクイズラリーなどを行い、子供と一緒に楽しめるような企画も準備している。
日本で最初にラーメンを食したのが水戸黄門という逸話にちなんで、現在「黄門葵ラーメン」を開発中。地元素材を使ったあっさりとした風味で、塩付けの桜の花や金粉などで豪華さを添えたオリジナルラーメンを販売予定です。
ワープステーション江戸
HomePage:http://www.wsedo.co.jp/
e-MAIL:kikaku@wsedo.co.jp
所在地:〒300-2306 茨城県筑波郡伊奈町大字南太田1176
電話:0297‐47‐6000
MapFanのページで地図が参照できます。