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茨城県IT戦略会議の審議経過について

 急速に進展する情報通信技術(IT技術)を県民生活や産業活動、行政運営などに積極的に活用していくための対策を戦略的かつ重点的に検討するため、民間有識者による「茨城県IT戦略会議」(西野虎之介議長)は、2000年10月6日に設置されました。
 その後7回の審議を経て、2001年11月7日、最終報告書をまとめ、橋本昌県知事に提出しました。報告書は国内自治体で最高レベルの高速大容量通信を可能にする情報ハイウエー整備、産業振興や県民生活へのIT活用、二〇〇三年度までの「電子県庁」構築などを提言しています。県ではこれを受け、本年度内にIT施策の基本方針となる指針とアクションプランを策定、実現を目指すことになりました。
 最終報告書は@電子県庁の構築A産業振興方策B豊かな暮らしの創出C人材育成・学校教育の情報化D情報通信基盤の整備―などで構成。個人情報保護とセキュリティー対策にも注意を促す一方、提言の実現に向けた市町村や国との連携の必要性も強調していてます。
 情報通信基盤については、すべての県民や企業が低廉な料金で利用できる「いばらきブロードバンドネットワーク」(仮称)整備を提言。これは必要容量を毎秒2.4ギガビット(Gbps)と想定した光ファイバー幹線を県内全域に整備しる事を提案しています。これは、整備中を含めた全国26自治体(今年6月現在)で最高レベルになります。
 産業振興では中小企業支援やIT関連企業の創出・誘致、農産物流通などへの活用のほか、大強度陽子加速器やITERなど先端科学技術との連携を提言。防災や環境、医療福祉など県民生活に身近な分野での利用、教育への積極的導入も求めています。
 県では今後、指針とアクションプランによってこれら提言の具体的スケジュールを示し、「IT総合管理委員会」(仮称)を設置し、施策の進ちょく把握や状況変化に対応していく方針です。情報通信基盤整備について県は既に、10月補正予算を調査費を計上しています。
 このページでは、茨城県IT戦略会議の審議の経過をレポートします。
参考:茨城県情報政策課のHP

第7回茨城県IT戦略会議(平成13年11月7日開催)
  (参考資料)茨城県IT戦略会議最終報告書

第6回茨城県IT戦略会議(平成13年8月3日開催)
  (参考資料)ITネットワーク社会づくりについて(茨城県企画部長他)
  (参考資料)情報格差是正について(茨城県企画部長他)

第5回茨城県IT戦略会議(平成13年7月6日開催)
  (参考資料)茨城県の情報基盤整備について(茨城県企画部長)

第4回茨城県IT戦略会議(平成13年5月31日開催)
  (参考資料)光ファイバ等高速大容量通信網の整備促進(茨城県企画部長)
  (参考資料)人材育成・学校教育の情報化(茨城県教育長)
  (参考資料)情報通信基盤整備の必要性について(NTTアクセスサービスシステム研究所)

「茨城県IT戦略会議中間報告」−電子県庁の構築と産業の振興方策についてー

第3回茨城県IT戦略会議(平成13年2月23日開催)
  (参考資料)IT活用による茨城県の中小企業振興を目的とした産官学連携のポータルサイトの構築について

第2回茨城県IT戦略会議(平成12年12月25日開催)
  (参考資料)電子県庁構築方策
  (参考資料)ITを活用した産業振興方策
  (参考資料)茨城のIT産業の概要(茨城県商工労働部長)
  (参考資料)文書の件数,決裁までの所要日数等の調査結果(茨城県総務部総務課)

第1回茨城県IT戦略会議(平成12年10月26日開催)


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