Q6:茨城県の福祉水準は低いと聞くが、
介護保険サービスが受けられるのか?

 Copyright Yoshihiro IDE (e-mail:y_ide@jsdi.or.jp) 最終更新日:1998/Feb/05


老人保健計画の完全達成が最低条件
 介護保険サービスが順調に受けられるためには、老人保健福祉計画によって設定された各種サービスの内容を最低限達成する必要があります。

 茨城県の場合、在宅福祉3本柱といわれるホームヘルパー、ディサービス、ショートステーの利用率が全国最低クラスとなっています。ホームヘルパーの人数に関してみると、老人保健計画達成率33%と低く、市町村の目標を積み上げても57%の達成率にしかならないという厳しい現実があります。

 市町村の現場担当者によると、住民からのヘルパー派遣の要望がないので、ヘルパー数の増強が遅れているとの声が帰ってくる。

 まさに、卵が先か、ニワトリが先かの論議になってしまうが、介護保険導入後の利用者の意識変化などを考慮に入れると、早急に体制の整備を急がなくてはならないのは明白です。

平成7年度の老人福祉マップ(全国比較)
平成7年度の老人福祉マップ(茨城県市町村比較)

    11年度目標 8年度実績 達成率 市町村目標積み上げ 留保数
ホームヘルパー 2,314 771 33.3% 1,332 982
ショートスティ 1,190 738 62.0% 1,011 179
デイサービス カ所 231 101 43.7% 178 53
在宅介護支援センター カ所 231 81 35.1% 126 105
訪問看護ステーション カ所 110 42 38.2% 110 0
特別養護老人ホーム 5,780 4,776 82.6% 5,780 0
老人保健施設 6,480 5,154 79.5% 6,480 0
ケアハウス 2,505 880 35.1% 1,763 742
高齢者生活福祉センター カ所 3 0 0.0% 0 3
市町村保健センター カ所 91 74 81.3% 91 0
老人性痴呆性疾患センター カ所 6 5 83.3% 6 0
看護職員等 740 591 79.9% 722 18
OT・PT 145 76 52.4% 145 0
栄養士・歯科衛生士 200 173 86.5% 200 0

茨城県老人保健計画達成状況


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