月 | 観 測 の 記 録 |
1月 | 1月の月平均気温は6.4℃と、平年より1.9℃高く、暖かい1月になりました。また、21日と27日には低気圧が本州上を通過してまとまった雨が降り、降水量も多くなりました。1月の降水量は139.5mmで平年の2倍を超え、これまでで最も多くなりました。 |
2月 | 1月に引き続き暖かい2月になりました。月平均気温は6.3℃と、平年より1.8℃高くなりました。また、冷え込む日がほとんどなかったため、日最低気温の月極値も-1.9℃までしか下がりませんでした。(2月の月最低気温としては、日立市役所観測記録順位:第2位) |
3月 | 3月も暖かい日が続きました。月平均気温は9.9℃と、平年より3.1℃高くなりました(3月の月平均気温としては、日立市役所観測記録順位:第1位)。また、冷え込む日がほとんどなかったため、日最高気温及び日最低気温の月平均も、これまでで最も高くなりました。このため、桜の開花もこれまでで最も早くなりました。 |
4月 | 低気圧が日本海から日本の北を通過することが多かったため、南風が入って上旬から中旬にかけては、気温の高くなる日がありました。しかし、月末には下層に寒気が入って気温が低くなり、寒暖の差が大きい月でした。また、15日から17日にかけては、南西の風が強く吹いて気温が上がり、日最高気温が3日連続して25℃を超え、4月としては非常に珍しい記録になりました。 |
5月 | 上旬の終わりから下旬の中頃にかけて、本州付近の上層を寒気を伴った低気圧が次々と通過し、関東地方では北東の風が吹きやすく、雲が多くて気温の上がらない日が続きました。このため、月平均気温は15.7℃と、わずかに平年値(16.1℃)より低くなりました。月平均気温が平年値を下回ったのは、2001年12月に6.7℃と平年値を0.5℃下回って以来、5か月ぶりのことです。 |
6月 | 中旬以降、日本付近に上層の気圧の谷が停滞しやすくなり、曇りの日が多くなりました。特に下旬には、オホーツク海の高気圧が強まって、冷たい北東の風が入りやすい気圧配置が続き、雲が多くて肌寒い日が続きました。5月に引き続き、月平均気温は18.9℃と、わずかに平年値(19.1℃)より低くなりました。 |
7月 | 10日、16日と2週続けて、台風が関東地方に上陸しました。どちらの台風も、中心の南東側に比べて、北西側の暴風域が非常に小さく、台風の進路の北側にあたった日立市では、風雨ともそれほど強くなりませんでした。台風の通過後、西よりの風が強まり、フェーン現象が起こりました。特に、11日は強い日射とともに気温が上昇し、日最高気温35.8℃を記録しました。 |
8月 | 8日から11日にかけて、日最高気温が連続して35℃を超えました。これは、日立市役所観測開始以来、初めての記録です。これまでの、連続して日最高気温が35℃を超えた記録は、1995年8月、1996年8月、1997年7月の3回で、いずれも2日連続でした。また、日最低気温も24℃近くまでしか下がらず、寝苦しい夜が続きました。 |
9月 | 上旬は太平洋高気圧におおわれて、晴れて暑い日が続きました。しかし、11日から12日にかけて、寒冷渦が関東地方の東を北東へ進んだ後、日本付近の上層の大気の流れが変わり、偏西風が本州の上層を通るようになりました。このため、寒気が入りやすくなって気温も低くなり、例年よりも早く秋が深まりました。 |
10月 | 1日夜、神奈川県に台風第21号が上陸し、60から70km/時の速い速度で関東地方を北上して、東北地方へ進みました。台風は、上陸前から形が崩れ始め、中心の東側には雨雲がほとんどありませんでした。しかし、進行速度が非常に速かったため、台風の通過時に一時的に強い風が吹きました。日立市役所では、1日21時54分に、最大瞬間風速32.0m/sの風を観測しました。(日立市役所観測記録順位:第6位) |
11月 | 上旬を中心に、強い寒気が南下し冬型の気圧配置となる日が多かったため、例年よりも早く気温が低くなりました。5日には、強い寒気の影響により、夕日の中でにわか雨が降ったため、去年の11月12日と同じような鮮やかな虹が見られました。 |
12月 | 寒気の流れ込みやすい気圧配置が続き、気温が低くなりました。また、上層の気圧の谷の影響で曇りや雨の日が多くなり、月の日照時間が平年の83%しかありませんでした。9日には、本州南岸を通過した低気圧の影響で本格的な雪となり、最深積雪は11cmになりました。(12月の積雪としては、日立市役所観測記録順位:第1位) |
更新日 08/10/23
名前 日立市天気相談所