結びと用語・解説
|
[トップページ][はじめに][セーリングの原理][セーリングの基本と用語][ロープ・ワーク][艤装・フィッティング][セーリングの実際][出艇][着艇][日常のメンテナンス][ルールとマナー][天候について][サバイバル・セーリング][ローカル・レース][セーリング艇の種類][お問い合わせ]
●セーリングはフィーリングで走ると言うことを以前よく言われていましたが、フィーリングで走るとはどのような意味かを筆者のセーリング経験上から解説させて頂くと、”刻々変化する自然の条件にあった効率の良い走り”を指すのではないかと思います。 |
・刻々変化する自然の条件について;自然の風は”明日は明日の風が吹く”という歌があったように、毎日のように風は変化しています。更に、厳密には時間・分・秒毎に変化します。又、日本には四季があり季節によって異なった風が吹きますし、風によって起きる波も様々で、すべての条件に合ったデータを揃えるとなると気の遠くなるような膨大なデータ量となる事でしょう。そこで、人間には臨機応変に対応する能力があり、経験等により大部分に於いては的確な判断をしますが、時には的外れの判断をして慌てる事もあります。ここで、どうすれば的確な判断や行動が出来るでしょう・・・これは、次のように表されるかと思います。
-
”はじめに”のページにも記述しましたが、基本を身に付けた上で、自分の手足の如く船を乗りこなせるように練習をする。
自然の変化による様々な風や波を体験し、その時々の走りを体で覚え、又、自然に慣れ親しむ事が必要かと思います。
- 日頃の練習により、自然の変化に順応できる体力を身に付け、天候の急変にも屈しない強い忍耐力を養うことも必要かと思います。
・以上のように、セーリングに慣れた上で自然を学ぶ事となると、一気に練習して身に付くものではないので、肩の力を抜いて楽しみながら長く続けることが重要かと思います。 |
●ホームページに使用しているセーリング・用語解説(セーリング用語には他にも様々な用語がありますが、そちらは専用の用語集等を参考にして下さい)
・セーリング・ディンギー;陸と船との足船に使っていた小舟(ディンギー)をセーリング可能なように艤装をして帆走したと言われています。
・ヨット;日本では最近でも帆走艇全体をヨットと呼んでいますが、ヨットはレジャーが主要目的で、外洋において数日生活が出来る設備のある舟艇を言い、帆走又はモーター(エンジン)で走る艇を指しており、必ずしも帆走艇とは限りません。ヨットにあたる帆走艇は、日本では一般にセーリング・クルーザーと呼んでいます。
セールのツイスト;セーリングをしている時にセールが風に対してある角度が付きますが、セールのトップとフットでは風速の違いにより角度が変わります。この角度の差をツイストと言います。参考ページは2.セーリングの原理です。
・イーブントリム;バウトリムやスターントリムが無く、船がフラットに浮いている状態を言います(下図参照)。
バウトリム
|
イーブントリム
|
スターントリム
|
|
・ヘルム;ウエザーヘルムとリーヘルムがあり、ウエザーヘルムは舵を中間に固定(ラダー・ブレードに角度が付いてなく、船に平行)して走った場合に、風上に走っていくことを言います。リーヘルムは同様に舵を中間に固定した時、風下へ走っていくことを言います(下図参照)。セーリング・ボートの場合、一般に、クローズホールドでセーリングしている時は舵を3度から5度くらい引く(この場合の舵はあて舵です)程度のウェザーヘルムにすると良く上ると言います。
ウエザーヘルムとリーヘルム
|
|
・あて舵;セーリングしている時に、針路を保持するために小さく舵を取ることです。
・ピッチング;波の影響により、バウとスターンが上下することを言います。上記のバウ・トリムとスターン・トリムが連続して動作する事であり、セール表面の風が乱れスムースに流れない為と船の推進力が上下に分散される為にスピードが一気に落ちます。
●普通艇(単胴艇)とカタマラン(双胴艇)の部品用語
・単胴艇は、”艤装(フィッティング)”のページで説明しています。
・カタマラン艇は、”カタマランの艤装”ページで説明しています。
●国際信号旗(A〜Z)の詳細は、ここをクリックして下さい。
[トップページ][はじめに][セーリングの原理][セーリングの基本と用語][ロープ・ワーク][艤装・フィッティング][セーリングの実際][出艇][着艇][日常のメンテナンス][ルールとマナー][天候について][サバイバル・セーリング][ローカル・レース][セーリング艇の種類][お問い合わせ]
|
日立ボート・ヤード |